自由研究のまとめは基本構成さえわかれば難しくはありません。
とは言っても、1年に1回やるかどうかの自由研究。
研究方法だの結果・考察だのと言われても、回数を重ねていないので、なかなかピンとこないかもしれません。
今回は、自由研究のまとめが苦手!という子のために、ちょっと違った視点でまとめ方を紹介します。
自由研究よりも馴染みがありそうな、料理のレシピを「自由研究のまとめ」風に解説していきます。
「目玉焼きの作り方」を自由研究に見立てる。
今回は、あなたが、ホテルのモーニングで出されるようなトロトロの半熟目玉焼きを作りたい、ということにしましょう。
自由研究であれば、まとめの基本構成は、①タイトル、②研究の動機、③調べたいこと、④用意するもの、⑤研究方法、⑥結果の予想、⑦結果、⑧考察、⑨感想、⑩参考文献、となりますが、料理だったらどうなるでしょう?
自由研究のまとめに必要な項目を、料理に置き換えてみましょう。
自由研究→料理
①タイトル→料理名
②研究の動機→料理を作ろうと思ったきっかけ
③調べたいこと→作りたいもの
④用意するもの→用意するもの(材料、調理器具)
⑤研究方法→作り方
⑥結果の予想→仕上がりの予想
⑦結果→仕上がり、出来栄え
⑧考察→(料理の仕上がりから)わかったこと、気づいたこと
⑨感想→感想
⑩参考文献/参考サイト→参考にしたレシピ本、レシピサイト
上記のように置き換わりました。
では、目玉焼きレシピを自由研究風にまとめていきましょう。
①料理名
「トロトロ半熟目玉焼き」
②作ろうと思ったきっかけ
旅行に行ったときにホテルで食べた朝食の目玉焼きが美味しかったから、自分でも作ってみたいと思った。
作りたいもの
ホテルの朝食と同じような、黄身が半熟でトロトロな目玉焼き。
用意するもの(材料、調理器具)
<材料>
- 卵…1個
- 油…小さじ1/2
<調理器具>
- ボウル
- フライパン
- フライ返し
作り方
①ボウルに卵を割り入れる。
②フライパンに油をひいて中火で熱し、①の卵を入れる。
③フタをして中火で3分焼き、弱火にしてさらに2分焼いたら出来上がり。
仕上がりの予想
黄身が半熟でトロトロに仕上がると思う。
仕上がり
- 黄身が少し固まってしまい、トロトロにならなかった。
- 白身の周りがカリカリになって少し焦げてしまった。
わかったこと、気づいたこと
- 黄身が固まってしまったのは、中火で焼く時間が長かったのが原因だと考えられる。最初から弱火にしたほうが良さそうだ。
- 白身がカリカリになり、少し焦げたのは、油が多かったことが原因だと考えられる。余分な油をキッチンペーパーで拭き取るか、クッキングシートをしいて油を使わずに焼けば、焦がさずに焼けるのではないか?
感想
火加減や焼き時間を調節するのが難しかった。少し焦げてしまったけれど、白身がカリッとした目玉焼きも美味しいことを知れて良かった。今回の料理でわかったことや気づいたことを生かして、次こそは半熟でトロトロの目玉焼きを作りたい。
参考文献
<参考にしたレシピ本>
目玉焼子「目玉焼きの作り方」りとみ出版社,2024,pp12~14
著者名/本の題名/出版社名/出版年※参考にしたページ
<参考レシピサイト>
目玉焼き研究会「目玉焼きがトロトロになる条件」半熟研究会ホームページ,https://〇△□,(参照2024年7月23日).
いかがだったでしょうか?
ひとたびコツを掴んでしまえば、あとがずっと楽になります。
料理じゃなくても、自分が好きなことや得意なことで、一度、自由研究風にまとめてみることをおススメします。
苦手を克服し、楽しい夏休みを過ごしてくださいね!
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