大切な仲間を偲んで応賀寺へ。天国へ行ってもなお、私たちを照らし続けてくれる人。

ひまわり 日常
記事内に商品プロモーションを含みます

今年の5月に、湖西市新居町にある応賀寺へお墓参りに行ってきました。

大切な仲間

昨年の春、私が長年所属していた合唱団の仲間、ひまわりさんが亡くなりました。

「ひまわりさん」というのは仮名です。

ひまわりがよく似合う方だったので、ここではそう呼ぶことにします。

亡くなる前の年の夏に会ったときには、やせてはいたものの、元気な姿を見せてくれていました。

だから余計に、訃報を聞いたときにはショックで、しばらく手の震えが止まりませんでした。

元々とても明るく元気で、皆に好かれる人。

合唱団ではひときわ存在感を放つムードメーカーであり、お日様のような人でした。

そんな大きな存在でしたから、しばらくは、毎朝目が覚めるたびに涙が出てくる、という日々が続きました。

本当にひまわりさんはこの世界からいなくなってしまったんだなぁ、と、目が覚めるたびに実感してしまったんです。

それが、いつからか、思い出すのは悲しみではなく、ひまわりさんの笑った顔や、特徴のある元気な笑い声に変わっていました。

大切な、幸せな思い出を残していってくれました。

お墓参りへ

3月の命日にお墓参りに行きたかったのですが、お墓の場所がわからなくて断念。

代わりにきれいなお花を買ってきて、お供えのつもりで我が家のキッチンに飾りました。

お花を見て、彼女のことを思い出しながら家事をしました。

お墓参りのことは諦めかけていた5月の半ば。

ひまわりさんの同級生の方が、前の週にお墓参りに行ってきたということを知り、その方からお墓の場所を教えていただきました。

その翌日、すべての予定を返上して、お墓参りに行ってきました。

思い立ったら即行動!です。

浜名湖の西側を行く

大通りを通ったほうが早く着きますが、私は車がスピードを出してビュンビュン走る通りは苦手。

かなり遠回りでも、のどかな道を行きます。

のどかな道でも、山道はムリですが。

今回は、のどかな平地だから大丈夫。

とは言っても、自分の運転で行くのは初めての道。少々緊張しながらの運転でした。

浜名湖の西側を通っていきます。

視野に入りこんでくる浜名湖の景色に気分を良くしながら、たまにトラックに煽られながら行きます(笑)

途中で一度車を停め、湖の景色をパシャリ。

撮り方が下手過ぎて、全然良さが伝わりませんね。

実際はもっと雄大です。

応賀寺到着

車のナビが壊れていたので、ちゃんと着くのか不安でしたが、何とか到着できました。

平日の昼間だったので、広い駐車場の中に車はポツンと3台でした。

応賀寺の山門。

ここをくぐると、まっすぐに進む通路と、右へ行く通路とに分かれていました。

右に行きます。

奥に見える階段を上がると本堂があります。

ここで一度お参り。

この左手側にお墓がありました。

お墓には、ひまわりさんによく似合うひまわりの花と、少し控えめな色のカーネーションをお供えしました。

ひまわりさんの同級生の方が前の週に供えていった、たくさんのお花が、まだきれいに咲いていました。

ひまわりとカーネーションも、そのお花たちの脇にちょこんと仲間入り。

お線香を焚きながら、近況報告をしました。

合唱団の恩師がラストコンサートを無事に終えて引退されたこと。

私も合唱団を区切りにしたこと。

お墓に向かって一人でしゃべっているので、はたから見たら怪しい人です(笑)

幸い、このときは近くに誰もいませんでしたが。

この日はなぜだかどうしても、心の中じゃなく、声に出して話しかけたかったのです。

多分、ひまわりさんがお元気だった頃と同じように、声に出して話をしたいという思いがあったのだと思います。

返事は返ってこなくても、心の中に直接、彼女の声や笑顔が伝わってくるように感じました。

ひまわりさんの戒名の中に、「陽」という字がありました。

お日様みたいなひまわりさん。

ぴったりな戒名をつけていただきましたね。

天国へ行ってもなお

私は19歳のときにも、友達を事故で亡くしました。

その友達も、たくさんの人から慕われていて、お通夜もお葬式も、どこからこんなに集まってきたの?というくらい、大勢の人が参列しました。

なぜ神様は、皆から愛されるような素敵な人ほど、早く天国へ連れて行っちゃうんでしょうね。

神様もそういう人が好きだから、そばに置いておきたいのかな?

それとも、「あなたはもう十分にみんなを幸せにしたから、こっちへ戻ってきていいよー」って呼ぶのかしら。

答えが出るわけじゃないけど、図書館でこんな本を借りてきちゃいました。

お墓参りの帰り道は、ひまわりさんの笑顔や明るい話し声が頭から離れませんでした。

楽しくて、幸せな気持ちがこみ上げてきました。

姿は見えなくなっても、日常のそこここに感じられる故人の温かさ。

天国へ行ってもなお、私たちに元気を与えてくれているのですね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました