5月も半ばを過ぎたある日のこと。
台所で洗い物をしていると、とあるものが目に入る。
完熟した、2本のバナナ。
完熟というか、人生(バナナ生?)の折り返し地点を過ぎ、老いに向かうバナナ。
とりあえず洗い物を…とバナナから目を背けたが…。
嫌われ者の完熟バナナ。
うちの家族はみんな、熟したバナナが苦手。
表皮がうっすらと緑色がかり、甘すぎず、ややかためのバナナを好む。
熟したバナナは、家族に見ないふりをされる。
相手にされない時間が長くなればなるほど、バナナの匂いは甘さを増し、存在を猛烈にアピールする。
今がまさにその状態。
何とかしなければ…。
捨てるのは、SDGsの目標に反する。
ストップ食品ロス!
でも、食べるのはムリ。
こうなったらやっぱり、いつものあれ。
完熟バナナのケーキ!
バナナのケーキ作ります。
甘さ控えめで作ります。
材料
- 強力粉…100g
- ベーキングパウダー…小さじ1
- てんさい糖…30g
- 卵(S玉)…2個
- ひまわり油…60g
- クーベルチョコフレーク…10g
- 完熟バナナ…2本
強力粉は、薄力粉に変えてもいいです。そっちのほうが一般的です。強力粉のほうが弾力があって、もちっとした感じになります。お好みで。強力粉はダマになりにくいので、家でのおやつ用に作るときは振るいません。
ベーキングパウダーは賞味期限が切れてますね…。作ったのは5月24日なので、1か月ほど過ぎております。でも、大丈夫。ほとんどの賞味期限は2割~4割ほど短く設定されているので。家族で食べるだけなので。強力粉と一緒に、袋に入れて量ると洗い物が減ってラクです。
バナナが甘いので、優しい甘さのてんさい糖を使いました。きび砂糖やグラニュー糖、上白糖など、お家にあるもので大丈夫。量も控えめにしていますが、甘いのが好きな方は、40~50gくらい入れてもいいと思います。
卵がS玉なのは、冷蔵庫にそれしかなかったから。M玉やL玉を1個でもいいです。家で食べる用なので、その辺は適当です。
ひまわり油はクセがないので、お菓子作りに使いやすいです。シフォンケーキを作るときにもこれを使っています。太白ごま油も使いやすい。オリーブオイルは少しクセがあるけど、気にならなければそれでも大丈夫。安価なサラダ油でも大丈夫です!バナナを入れると、バターを使わなくてもしっとりするのです。
クーベルチョコフレークは、バレンタインのお菓子を作ったときに余ったもの。ヒライデホームメイドストアで購入しました。入れなくてもいいし、チョコチップや、板チョコを割って入れてもいいですね。
バナナは、私の場合はつぶして使うので、完熟してやわらかくなっているほうが使いやすいです。
準備
- 材料の分量をはかっておきます。
- オーブンを180℃にセットして予熱します。170℃で焼きますが、電気オーブンは、オーブンのドアを開けたときに一気に温度が下がってしまうので、高めの温度で予熱します。
- バナナは潰しておきます。
マッシャーを使っていますが、フォークや泡だて器などで潰してもいいです。
手順
①ボウルに卵を割り入れて溶く。
②てんさい糖を入れてよく混ぜ、サラダ油を加えてさらに混ぜ合わせる。
③強力粉とベーキングパウダーを入れて、ゴムベラで混ぜる。
粉類を入れる前に、先にバナナを入れて、混ぜ合わせておいてもいいです。バナナを潰さずに入れる場合はあとのほうがいいです。
④バナナとチョコを入れる。
⑤バナナとチョコが全体に混ざったら型に流し入れ、型の底を台にトントンと打ちつける。
パウンド型がないので(というか、断捨離で処分してしまったので)、スクエア型を使っています。パウンド型より底の面積が広いので、高さのないケーキになりますが、早めに中まで焼けます。
⑥余熱が完了したオーブンで、25分焼く。温度は170℃に下げる。
※パウンド型を使う場合は高さが出るので、40~50分焼きます。
25分後…
竹串を刺してみても生地がついてこないので、中まで焼けているようですが、焼き色がついていません。
⑦温度を190℃に上げて、5分ずつ様子を見ながら延長。
結局5分×2回=10分延長しました。
最初に180℃で焼いて、色づいたらアルミホイルをかぶせるか
170℃に下げる、でもいいかも。
薄力粉を使って作るときよりも、表面がつやっ、テカッ、という感じになります。
出来上がり☆救済完了!
老いゆくバナナを無事に救済できました。
ずっしり、しっとり、もっちりな、強力粉のバナナパウンドケーキ。
子供たちが大好きなケーキです。
今回も大好評でした!
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