築20年以上の一戸建て中古住宅のリフォーム。入居前にやるべきこと。

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私は今、一戸建ての中古住宅に住んでいます。

5年前に引っ越してきて、住み始めたときには、すでに築20年を越えていました。

とっても快適に暮らしていますが、中古住宅ゆえの不便な点も…。

あとからリフォームするとなると、家具をどかす手間がかかったり、業者さんが出入りすることへのストレスがあったりするので、少々億劫になりますね。

中古住宅に住んでいる立場から、入居前にしておいて良かったこと、しておけば良かったと後悔したことについてお伝えします。

これから中古住宅に住もうと考えている方の参考になればと思います。

リフォームしたこと(して良かったこと)

外壁・屋根の塗装

新築後、20年以上塗装されていない状態だったので、いちばん最初に塗装をしました。

外壁や屋根の劣化を防ぐために必要ですね。

内窓の設置

当時住んでいたアパートの窓がシングルガラスで、冬に結露がひどくて悩まされました。

購入した中古住宅もシングルガラスだったので、結露を防ぐために、ほとんどすべての窓に内窓を設置しました。

窓が一枚増えるだけで、冬の室内のあたたかさが大分増します。

デメリットとしては、窓が2枚ある分、開け閉めに手間がかかります。

また、結露は完全には防げません。

アパートに住んでいたときほどひどくはありませんが、真冬は2階の窓には結露ができてしまいます。

内窓と外窓との間に結露ができるため、朝~日中は内窓を開けて、結露を自然乾燥させます。

結露がひどい部屋では、扇風機の風を当てて乾かしています。

シロアリ対策

床下のシロアリの点検と、ホウ酸処理をしてもらいました。

防音室の設置

子供も私もピアノを弾くので、気兼ねなく練習できるようにと、和室だった部屋をリフォームしました。

内側の壁を一度はがして、新しく防音壁を取り付けていくので、新築よりも費用が高くなります。

うちの場合は6畳で350万円かかりましたが、新築なら250万円くらいでできると言っていました。5年前の金額なので、物価上昇している今は、もっと高いと思います。

ちなみに、防音室でも音は漏れます。

音の測定をしてもらったときに、50%くらい防音できていると言っていました。

リフォームしなくて後悔したこと

コンセントの数が圧倒的に足りていません。

特に、リビングは、テレビ、録画用ハードディスク、ゲーム機、Wi-Fi、パソコン、スマホの充電などでたくさんのコンセントが必要です。

掃除機をかけるためにスマホの充電を一旦やめる、プリンターを使うために扇風機のプラグを抜く、なんてことがしょっちゅうあります。

一昔前よりもコンセントが必要なものが増えているので、できることなら、住み始める前に増設しておくのがおススメです。

どこにどれくらい増設するのがいいかわからない場合は、同じような家族構成で新築の家に住んでいる友達に聞いて、その家のマネをするといいと思います。

子供部屋へのエアコンの設置

エアコンくらいならいつでも付けられるから…と思って後回しにしてしまいましたが、あとから設置しようと思うと結構面倒です。

今は特に、物価や光熱費が高くなり、生活費のやりくりが最優先になっているので、エアコンは後回しにされたままです。

2~3年後に設置が必要になるのなら、あらかじめ設置してしまった方が、精神的にも楽かもしれません。

エアコンは年々新しい良いものが出ているので、子供がまだ小さく、子供部屋を使うのはまだ当分先、という場合は、あとから最新のものを設置するのがいいと思います。

BSアンテナの撤去

引っ越してから、一度もBS放送を見なかったのですが、最近までNHKの衛星放送受信料を払っていました。

見ていない放送の受信料に、4年半で計5万円払っていました。

BSアンテナは、引っ越してくる前からもともとついていました。

衛星放送を見ていなくても、BSアンテナがついていれば、受信料の支払い義務が発生します。

知り合いの業者さんにお願いして、1万5千円くらいで撤去してもらいました。

塗装で足場が組まれていたときに撤去していれば、もっと安くできたかもしれません。

それでも、思っていたより安くやってもらえたので、助かりましたが。

撤去後に、NHKふれあいセンターに連絡し、届出書を提出して解約しました。

電動シャッターへの交換

内窓がついているので、窓を2重にしめている季節は、シャッターの開閉時に窓も2枚開けて、また2枚閉めて…の繰り返しです。

すごく困る、ということはありませんが、少々手間ではあります。

金銭面に余裕があれば、電動シャッターに交換しておきたかったなぁ、と思います。

住み始める前に買うべきだったもの

収納家具

収納家具は、生活しながら徐々に買い替えればいいや、と思って、アパートで使っていたものをそのまま持っていきました。

で、5年たった今も、そのまま同じものを使っています。

同じものを使い続けている理由は、すでに家具を置いてある場所に新しい家具を置き換える、というのがたまらなく面倒くさいからです。

置き換える前に、家具の中身を取り出さないといけないですからね。

特に、キッチンやリビングの収納家具は大きいので、あとから買い替えるとなると思い切りが必要になります。

新しく住む家の広さ・大きさや雰囲気にあった家具をあらかじめ設置しておいたほうが、気分的に楽だし、スッキリ見えて、そうじや片付けも楽です。

特にキッチンとリビングは、お客様にも見られる部屋なので、最初に収納家具を設置しておくのがおススメです。

中古ゆえに悩まされたこと

アシナガバチ

引っ越した中古住宅が長年空き家だったためか、外壁や生垣に頻繁に巣を作られました。

空き家じゃなくてもハチの巣は作られますが、引っ越したばかりのときは特に、作られる頻度が高かったです。

ハチの巣を作られやすいところには、予防で定期的にスプレーを散布しています。

巣作りの時期には一週間おきに家の周りを点検しています。

今年は珍しくまだ巣を作られていませんが、去年、家族がアシナガバチに刺されたので、かなり警戒しています。

コウモリ

こちらも、長年空き家だったことが原因だと思いますが、シャッターボックスの中にアブラコウモリが住みついていました。

毎年5月~9月くらいまで、家じゅうのシャッターの下がコウモリのフンだらけになります。

引っ越した年には、夏にコウモリが子供を3匹生んだため、子供が成長すると、フンの量が増えて大変でした。

コウモリのフンは、健康被害をもたらすこともあるので放置できません。

とは言え、コウモリは、鳥獣保護管理法で保護されているので、捕まえたり、危害を加えたりするのは厳禁です。

ハッカ油を使用したコウモリの忌避スプレーを使って、コウモリを寄せ付けないようにするしかありません。

スプレーを使ったら必ず追い出せたり、寄り付かなくなるわけではありませんが、今年は住み始めてから初めて、まだコウモリが来ていません。

コウモリのフンが落ちていた場合は、使い捨ての手袋をして掃除しましょう。

見つけておきたい

いつでも相談できる建設会社

中古住宅に住むと、早い段階で不具合が出てくることがあります。

不具合ではなくても、大丈夫かな?と心配になることもあります。

また、いろんな業者さんが、中古住宅だと知った上で訪ねてきて、心配をあおるようなことを言われることもあります。

「屋根が壊れかけているから早く直さないと取り返しがつかなくなる」、とか。

新築だったら、建てたばかりで屋根が壊れかけているなんてありえない!と思えますが、中古だと、業者さんの言うことが絶対に間違っているとは言い切れず、心配になります。

そういう時に、気軽に相談できる建設会社の知り合いがいると安心です。

かかりつけ医のような存在ですね。

同じ地域の建設会社なら、すぐに駆け付けてもらえるのでより安心です。


以上、私が中古住宅に住むにあたってしたこと、しておけば良かったことについて記事にしました。

中古住宅を検討されている方は、「買って良かった?中古住宅購入のメリット・デメリット・注意点を経験から語るの記事も参考にしてくださいね!

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